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HP社製サーバー(内蔵ハードディスクSeagate社製 ST95000530NS)

みなさまこんにちは。データ復旧リプラスの川治です。

本日はHP社サーバー内蔵のハードディスクSeagate社製 ST95000530Nの復旧事例です。

機器:HP社製サーバー
初期症状:サーバーが起動しない状態
復旧結果:90%以上のデータ復旧に成功

 

今回のお客様はHP社製のサーバーをお持ち込みいただきました。
社員全員で使用しているSQLのデータベースが保存されているとのことでした。
業務に支障もでているとのことで緊急でのご対応を希望でした。

診断を行った結果、サーバーに2台のハードディスクが内蔵されており
1台が軽度の障害、1台がハードディスクの分解作業が必要な重度の障害でした。

軽度障害のハードディスクからの情報によりお客様のRAID構成がミラーリングと呼ばれるRAID1構成と判明いたしました。
RAID1構成の場合、2台のハードディスクに同じデータが保存されている為、通常2台中1台が正常起動できれば
データ復旧が可能なケースとなります。
しかし、今回は軽度障害のハードディスクに保存されているデータを確認したところ
最も新しいデータでも半年以上に更新されたデータであることが判明いたしました。

お客様の運用状況として、2台でミラーリング(RAID1)で運用されていましたが半年ほど前にRAID構成が崩壊し
実質1台のハードディスクでサーバーが運用されていたのではないかと推察できます。

最新のデータを復旧する為には重度物理障害のハードディスクからデータ復旧を行う必要があるため、
大阪拠点内でハードディスクの分解作業を行いました。

幸いにも作業は成功し、お客様の必要な最新のデータを確認することができました。

ハードディスクの分解作業を行う為には、障害ハードディスクと同型番の適合するハードディスクのパーツを移植する必要があります。
実は今回の障害ハードディスクはサーバー専用の特殊なハードディスクで通常、手に入れることが困難な型番でした。

お客様のデータをいち早くお救いする為に、リプラスでは重度障害向けの処置に必要なパーツ交換用のハードディスクを多く常備しております。

また、全国の拠点にて保有する交換用ハードディスクもデータベースで管理されており、

あらゆる重度障害にも可能な限り対応できる体制が整っています。

ハードディスクの重度障害で復旧が難しい状況でも、諦めずに1度リプラスまでご相談くださいませ。

 

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