みなさまこんにちは。データ復旧リプラスの川治です。
本日は、パソコン内蔵の3.5インチHDD（TOSHIBA社製 DT01ACA050）のデータ復旧事例を行いました。
お客様からの症状：
休み明けに会社のPCが起動しなくなりました。
休み前はパソコンを起動させたまま帰宅しており、出社した際にはスリープ状態になっていたと思います。
画面が真っ暗の状態で、マウスを動かしても、キーボードを叩いてみても反応がありません。
電源ボタンを押して、強制終了後再起動を試したところ、やはり画面が真っ暗で起動しません。
セーフモードでの起動、スタートアップ修復、復元ポイントなどを試してみましたが状況は変わらずでした。
社内の詳しい人に診てもらい、内蔵HDDを取り出して他のパソコンでの接続を試みましたが、HDD自体が認識しない状態で、何の反応もありません。
仕事で使用しているエクセル、ワード、PDFのデータが入っている為、仕事ができず非常に困っています。なるべく早く復旧してほしいです。
診断内容：
3.5インチHDD（TOSHIBA社製 DT01ACA050）の状態を確認したところ、データ領域に多数不良セクタが発生していることが分かりました。
専用装置を用いてHDDを制御し、クローンHDDの作成を行いました。
これはオリジナルのHDDの症状の進行を抑えつつ、通常では読み込めないデータを読み込んで可能な限りデータを取得するために行います。
不良セクタが発生していると読み込みに時間がかかるのですが、今まで培ってきた技術から最短でご納品ができるように専門のエンジニアが注意深く調整し、データ取得を行います。
復旧結果：
上記の復旧作業により、無事に3.5インチHDD（TOSHIBA社製 DT01ACA050）から95％以上のデータ復旧に成功しました。
専門スタッフの対応・コメント：
今回はスリープモードから復帰しないパソコンの内蔵HDDからデータ復旧を行いました。
長時間のスリープモードはパソコンに強い負荷をかけるため危険です。
発生した熱が内部にこもり、CPUなどのパーツに大きな負担をかけてしまいます。
また、パソコン本体だけでなく周辺機器のディスプレイも同様で、焼き付けの残像が残る場合もあります。
他にも、電源を入れたままの状態だと落雷に対しての対処ができず、パソコンに大きな電流が流れ故障する危険性も考えられます。
数時間程度であればスリープモードを推奨しますが、何日も使わない場合はシャットダウンすることをお勧めいたします。
スリープモードから復帰しない、突然ブルースクリーンになってしまった！など機器のトラブルでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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